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6歳ごろまでに視力が完成

子どもの目

~ 6歳ごろまでが大切 ~

生まれたばかりの赤ちゃんは明るさ暗さがわかる程度ですが、生後6ヵ月くらいから少しずつものが見えるようになってきます。視力は見るという経験を通してだんだんと発達し6歳頃までに完成されます。
この時期までが大切で、見える状態にしないと、見る能力が育たず、視覚障害が起こることもあります。つまりその後の人生に大きな影響を与える重大な時期といえます。

こどもだからまだ大丈夫、メガネをかけるのはかわいそうは逆に悪影響を及ぼしかねません。日頃からお子さまの視力について気を配りましょう。

 

~子供の視力は昔と比べて低下~

30年前の子供に比べ、最近の子供は勉強、VDT(スマートフォンや携帯電話、ゲーム機器、パソコン、テレビゲームなど)の使用など、近くを見続けることが多い生活を送っています。さらに、室内のみならず公園や電車、車の中でも携帯に集中している姿も良く見かけます。視力低下の原因は、このように近くを見続ける時間が長いことが考えられます。
遠くを見るときは、レンズの役割をする水晶体が薄くなります。目の筋肉(毛様体筋)がリラックスして伸びている状態です。逆に近くを見るときは筋肉を縮ませ、水晶体が厚くなることでピント合わせをしています。つまり筋肉が縮んだままの緊張した状態になるため、次に離れた所を見た時に筋肉が十分に伸びず、一時的にピントが合わせられなくなるために見えにくくなってしまうのです。

ストレッチなどをして筋肉を伸ばし、休憩を取るのが効果的です。目にも休憩をとることが大切です。

読書や勉強は、1時間に10分程度、遠くを眺めるなどして目を休めましょう。

VDT(スマートフォンや携帯電話、ゲーム機器、パソコン、テレビゲームなど)は特に目に負担をかけるので、30~40分したら3~5分程目を休めましょう。

時々「遠く」の物をみて目を休めましょう。室内であれば2~3メートル離れた所に目標を決めて10~30秒くらい見つめて目の筋肉を伸ばし、リラックスさせる時間を作りましょう。

家庭で時間のルールを決めて子供の視力を守ってあげましょう。習慣付けできるまではタイマーなどを使って時間の管理をするのも良いかもしれません

 

~視力検査結果の見方~

小学校では視力をA〜Dの4ランクで評価します。

注意したいのは、お子さまの視力がBランクやCランクでも、近視とは限らないということです。乱視や弱視の場合もあり、遠視でも度数によっては視力が低くなります。
遠視や乱視があり、A・B・C・Dの評価以上に実際には見えていないケースもあります。小学校の視力検査で用紙をもらってきたときは自己判断せず、必ず眼科を受診されることをおすすめします

  

~小学生までは遠視にも注意を~

小学生は近視だけでなく、「遠視」にも注意を払いましょう。遠視の場合、近くのものを見るときに調節力(ピントを合わせる能力)を使い過ぎ、目が疲れ、集中できなくなるケースも報告されています。
しかし、調節力は旺盛なため、簡単な視力チェックではなかなか遠視と分かりません。遠くがよく見えるので、問題があると気付きにくいのが難しいところです。読書や勉強で、お子さまの集中力が続かないようなら注意信号かもしれません。専門家による視力チェックをおすすめします。

 

2018年8月22日

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